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2014年2月1日土曜日

町田康『人間小唄』解説書きました

町田康『人間小唄』の解説を書かせていただきました。人生最初に書く文庫解説が尊敬する町田さんの本だなんて、あまりにもったいなさすぎます。素晴らしい機会を与えてくださった町田さんと講談社文庫のみなさんには本当に感謝しています。
内容についてですが、町田康作品に流れる革命感覚をルソー『人間不平等起源論』や安丸良夫『日本の近代化と民衆思想』に触れながら論じました。ルソーも『告白』、町田康も『告白』、なんて書いていたらノッてきてしまいました。
こういう町田作品の理解の仕方もあるんだと思っていただければ嬉しいです。