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2020年12月28日月曜日

毎日新聞に田中和生さんとの文芸回顧対談が載りました

2020年12月23日の毎日新聞夕刊に田中和生さんとの文芸回顧対談が載りました。

https://mainichi.jp/articles/20201223/dde/014/040/012000c

僕が取り上げたのは

- 温又柔『魯肉飯のさえずり』中央公論新社、2020年。
- サラ・クロッサン『わたしの全てのわたしたち』金原瑞人・最果タヒ訳、ハーパーコリンズ、2020年。
- マーガレット・アトウッド『請願』鴻巣友季子訳、2020年。
- プラープダー・ユン『新しい目の旅立ち』福冨渉訳、ゲンロン、2020年。
- 山下澄人『月の客』集英社、2020年。
- 番外編 柳美里『JR上野駅公園口』河出文庫、2017年。

の6冊です。気づきが多い対談でとても楽しかったです。優れた方とお話しできる機会はとても貴重だなと思いました。

2020年12月8日火曜日

ノーベル文学賞についてのコメントが、北海道新聞や北國新聞に載りました

ノーベル文学賞についてのコメントが、2020年12月7日の北海道新聞夕刊や北國新聞夕刊に載りました。

https://www.hokkaido-np.co.jp/

https://www.hokkoku.co.jp/

北海道新聞は一面で大きく取り上げてくださいました。どうもありがとうございます。北國新聞は僕が金沢に住んでいた時に読んでいた新聞なので嬉しいです。

2020年12月4日金曜日

1月23日に金原瑞人さん、三辺律子さんとイベントをします

2021年1月23日土曜日の14時から、翻訳家の金原瑞人さん・三辺律子さんと鼎談のイベントをします。タイトルは「翻訳家はどうやって本を読んでいる?」です。場所は渋谷のBAG ONEで、入場者は20名、加えてオンライン配信も行います。尊敬するお二人とどんな話ができるのか、今からワクワクしております。ご興味があれば。

 Peatix

https://translators.peatix.com/

 

BAG ONE公式サイト

https://bagone.jp/event/translators

 

BAG ONETwitter

https://twitter.com/bagone_shibuya/status/1334692367765368832?s=20

2020年11月26日木曜日

11月29日に駒井稔さんとオンラインで対談をします

 2020年11月29日に光文社古典新訳文庫元編集長の駒井稔さんとオンラインで対談をします。タイトルは「21世紀の世界文学──時代の最先端を走る作家と作品を語る」です。

https://jpic-online.shop/items/5fa8a2298a45727d63291090

https://jpic-online201129.peatix.com/?lang=ja

時刻は午後2時から、参加費は1100円で、見逃し配信もありです。ご興味があれば。

2020年11月24日火曜日

『長くつ下のピッピ』について『図書』に書きました

 リンドグレーン『長くつ下のピッピ』(岩波書店)について『図書』2020年12月号に書きました。

https://www.iwanami.co.jp/magazine/#tosho

タイトルは「自分を愛せるようになる手助け」です。ご興味があれば。

2020年11月20日金曜日

情報誌『VISA』で新刊を8冊セレクトしました

 情報誌『VISA』2020年11月号で新刊を8冊セレクトしました。

https://www.smbc-card.com/mem/service/li/cardinfo0000002.jsp

歴史の本、恋愛の本の2部門を担当しています。

歴史の本

オルガ・トカルチュク『プラヴィエクとそのほかの時代』

アブドゥラマン・アリ・ワベリ『トランジット』

J・М・クッツェー『イエスの学校時代』

ドン・デリーロ『ポイント・オメガ』

恋愛の本

チョン・セラン『保健室のアン・ウニョン先生』

ビアンカ・ベロヴァー『湖』

サラ・クロッサン『わたしの全てのわたしたち』

ウィリアム・トレヴァー『ラスト・ストーリーズ』



『文藝』でチョン・イヒョン『優しい暴力の時代』を書評しました

 『文藝』2020年冬号でチョン・イヒョンの『優しい暴力の時代』を書評しました。

http://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309980171/

ご興味があれば。

東山彰良『女の子のことばかり考えていたら、1年が経っていた。』 の解説を書きました

 東山彰良『女の子のことばかり考えていたら、1年が経っていた。』(講談社文庫)の解説を書きました。

https://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000344784

福岡の大学生がダラダラ暮らす、というユルい設定ながら、実は広大な広がりを持つ名作である本書が文庫化されました。解説を書くことができてとても光栄です。帯文まで担当させてもらえて、本当に幸せでした。ご興味があれば。

BOOKMARK

 BOOKMARK17号(2020年冬号)の巻頭エッセイを書きました。タイトルは「我が友バートルビー」です。

https://kanehara.jp/bookmark

ニューヨーク旅行とハーマン・メルヴィル「書記バートルビー」について書きました。ご興味があれば。

柳美里さん全米図書賞翻訳部門受賞について『朝日新聞』『毎日新聞』でコメントしました

柳美里さんの全米図書賞翻訳部門受賞について、『朝日新聞』と『毎日新聞』の2020年11月20日朝刊でコメントしました。

https://www.asahi.com/articles/DA3S14702009.html?iref=pc_ss_date

https://mainichi.jp/articles/20201120/ddm/012/040/114000c

柳美里さんが『JR上野駅公園口』(河出文庫)で全米図書賞翻訳部門を受賞しました。原作とモーガン・ジャイルズさんの英訳を読みましたが、どちらも素晴らしかったです。これをきっかけに柳美里さんの作品が日本でも世界でももっと広く読まれるようになれば嬉しいです。

2020年11月11日水曜日

『GCD英語通信』10月号に巻頭エッセイを書きました

 『GCD英語通信』2020年10月号に巻頭エッセイを書きました。

https://www.taishukan.co.jp/gcdroom/gcd_tsuushin/gcd_tsuushin.html

タイトルは「感染症を読む」で、ジャレド・ダイアモンド『銃・病原菌・鉄』『危機と人類』について論じてみました。ご興味があれば。


12月号の『すばる』でチョン・セランについて書きました

 2020年12月号の『すばる』でチョン・セランについて書きました。

http://subaru.shueisha.co.jp/

タイトルは「ニットとペットボトル--チョン・セランの作品について」です。僕はとにかく『アンダー・サンダー・テンダー』(クオン)が大好きで、結局その話ばっかりになってしまいました。韓国文学のみならず、世界文学の新しい流れを彼女は示していると思います。ご興味があれば。

14日J-WAVEに出演します

 2020年11月14日の夜9時から、J-WAVEの番組、TRUME TIME AND TIDEに出演します。

https://www.j-wave.co.jp/original/timeandtide/

司会の市川紗椰さんと、僕の最近の仕事について、翻訳やエッセイの執筆の話などいろいろとさせていただきました。市川さんはものすごく話しやすくて賢い方で、世の中にはこんな優秀な人がいるんだなあ、と感心してしまいました。『タモリ俱楽部』で彼女を見ていた僕としては、収録前の雑談で山万ユーカリが丘線について話せて嬉しかったです。ご興味があれば。

2020年11月2日月曜日

『聖教新聞』に書評が載りました

 2020年10月21日の『聖教新聞』書評欄に『引き裂かれた世界の文学案内』の書評が載りました。

https://www.seikyoonline.com/article/7EA11EB00E53D1F26FA0960590CCE32E

タイトルは「社会の片隅の小さな声を世に問う」です。どうもありがとうございました。

阿部公彦さんが書評してくれました

 2020年11月7日発行の『図書新聞』で阿部公彦さんが『引き裂かれた世界の文学案内』を書評してくれました。

http://www.toshoshimbun.com/books_newspaper/index.php

タイトルは「談論の書の、秘めた節度と沈黙」です。どうもありがとうございました。

2020年10月22日木曜日

ジュンク堂福岡店で「都甲幸治と世界文学フェア」やっています

 現在、ジュンク堂福岡店で「都甲幸治と世界文学フェア」やっています。

https://honto.jp/store/news/detail_041000047127.html

本当にありがとうございます。このあと、僕が吹き出しを考えた手作りポップが30本加わる予定です。ご興味があれば。



2020年10月21日水曜日

『引き裂かれた世界の文学案内』Amazon文学史部門で1位になりました

 『引き裂かれた世界の文学案内--境界から響く声たち』(大修館書店)がAmazon文学史部門で1位になりました。ご興味を持ってくださった方々、大変ありがとうございます。

https://www.amazon.co.jp/gp/bestsellers/books/507448/ref=pd_zg_hrsr_books






2020年10月16日金曜日

10月26日に温又柔さんとオンラインイベントをします

2020年10月26日に温又柔さんとオンラインイベントをします。

https://store.tsite.jp/roppongi/event/humanities/16141-1627330926.html

時間は夜8時からで、Peatixでの事前予約が必要です。

僕の新刊3冊、『「街小説」読みくらべ』『引き裂かれた世界の文学案内』『世界文学の21世紀』と温さんの新刊『魯肉飯のさえずり』についてお話します。温さんとお話しするのは久しぶりなのでものすごく楽しみです。ご興味があれば。

2020年10月11日日曜日

毎日新聞にインタビューが載りました

  2020年10月11日の毎日新聞朝刊にインタビューが載りました。

https://mainichi.jp/articles/20201011/ddm/014/040/013000c

『「街小説」読みくらべ』『引き裂かれた世界の文学案内』『世界文学の21世紀』の3冊について話しています。取り上げてくださり、どうもありがとうございます。


2020年10月9日金曜日

北村浩子さんが書評してくれました

 『英語教育』2020年11月号でライターの北村浩子さんが『引き裂かれた世界の文学案内』を書評してくださいました。熱い言葉に僕の心も揺り動かされました。どうもありがとうございます。


2020年9月29日火曜日

NHKラジオの番組が10月1日から始まります

 NHKラジオの番組「文庫で味わうアメリカ短編」が10月1日から始まります。全13回の予定です。トウェインやメルヴィルなどアメリカ文学の古典的な作品から、イーユン・リーなど現在の作品まで、まんべんなく読んでいきます。どれも文庫本で入手可能な作品ばかりです。

https://www4.nhk.or.jp/P1929/

ちなみに作品は以下のとおりです。

①イントロ②ポー「黒猫」(モルグ街の殺人事件)③メルヴィル「書記バートルビー」④トウェイン「失敗に終わった行軍の個人史」(ジム・スマイリーの跳び蛙)⑤アンダーソン「手」(ワインズバーグ、オハイオ)⑥フィッツジェラルド「バビロン再訪」⑦・フォークナー「孫むすめ」⑧ヘミングウェイ「白い象のような並み」⑨カポーティ「誕生日の子どもたち」(ティファニーで朝食を)⑩カーヴァー「足もとに流れる深い川」⑪オブライエン「レイニー川にて」(本当の戦争の話をしよう)⑫イーユン・リー「優しさ」(黄金の少年、エメラルドの少年)⑬チママンダ・ンゴズィ・アディーチェ「アメリカにいる、きみ」(なにかが首のまわりに)

この番組は、NHKカルチャーセンター青山教室の同名の授業を収録し、そのまま放送しています。そしてなんとこの授業は現在進行中です。生でも聞きたい方は青山教室までいらしてくたざい。

http://www.nhk-cul.co.jp/programs/program_1213422.html

2020年9月16日水曜日

『朝日新聞』の「折々のことば」で紹介されました

 『朝日新聞』2020年9月16日朝刊の「折々のことば」で紹介されました。

https://www.asahi.com/articles/DA3S14623484.html?iref=pc_ss_date

新刊『「街小説」読みくらべ』の中の一節で、こういう言葉です。

「そうした売る気ゼロの岩波文庫が中学生の僕にはたまらなくかっこよく見えた。」

今はなき吉祥寺ロンロンの書店、弘栄堂に杉田玄白の『蘭学事始』を買いに行くシーンに出てきます。翻訳の苦痛と快楽を描いた作品としては一番ではないでしょうか。とはいえ、正直ここを選んでいただいたのはものすごく意外でした。でもよく考えたら、本質をついた選択かも。もちろん今でも岩波文庫は大好きです。鷲田清一先生、どうもありがとうございました。

『朝日新聞』にインタビューが載りました

 『朝日新聞』2020年9月12日朝刊にインタビューが載りました。

https://www.asahi.com/articles/DA3S14619652.html?iref=pc_ss_date

新刊『「街小説」読みくらべ』について語っています。素晴らしい記事をお書きくださり、どうもありがとうございます。

新刊『世界文学の21世紀』発売されました

 新刊『世界文学の21世紀』(Pヴァイン)が発売されました。

https://amzn.to/35BdFXQ

文学と文化の間、というテーマで、音楽や映画から建築まで、さまざまなことについて書き、語っています。今をときめく5人の方々との対談も収録しました。ご興味があれば。




『群像』でパク・ミンギュの短編「膝」について書きました

 『群像』2020年6月号でパク・ミンギュの短編「膝」(『短編集サイドA/サイドB』所収)について書きました。

http://gunzo.kodansha.co.jp/

二万年前の男がマンモスと格闘する姿が、なんだかジャック・ロンドンの作品みたいで良かったです。

『ハーパーズ・バザー』でいしいしんじ作品について書きました

 『ハーパーズ・バザー』2020年7・8月合併号でいしいしんじさんの作品について書きました。

https://www.hearst.co.jp/brands/harpersbazaar/issue/20200520

扱ったのは次の二冊です。

・『且座喫茶』(淡交社)

・『マリアさま』(リトルモア)

どちらも名著です。ご興味があれば。

『フィガロ・ジャポン』でサラ・クロッサン『わたしの全てのわたしたち』を書評しました

『フィガロ・ジャポン』2020年9月号でサラ・クロッサン『わたしの全てのわたしたち』(最果タヒ・金原瑞人共訳、ハーパーコリンズ・ジャパン)を書評しました。

https://madamefigaro.jp/magazine/figaro/202009.html

ティッピとグレースという結合双生児の高校生が、生まれて初めて学校に通い、人生が劇的に開かれていく、という話です。作品も訳も良くてびっくりしました。お勧めです。

『フィガロ・ジャポン』で現代の韓国文学について書きました

 『フィガロ・ジャポン』2020年8月号で現代の韓国文学について書きました。

https://madamefigaro.jp/magazine/figaro/202008.html

10冊セレクトして、短い評を書きました。選んだのは以下のとおりです。

パク・ミンギュ『三美スーパースターズ最後のファンクラブ』(晶文社)

ハン・ガン『ギリシャ語の時間』(晶文社)

チェ・ウニョン『ショウコの微笑』(クオン)

チョン・セラン『アンダー・サンダー・テンダー』(クオン)

ファン・ジョンウン『誰でもない』(晶文社)

キム・エラン『走れ、オヤジ殿』(晶文社)

キム・グミ『あまりにも真昼の恋愛』(晶文社)

金仁淑『アンニョン、エレナ』(書肆侃侃房)

なぜかパク・ミンギュ以外、全員女性作家になってしまいました。ご興味があれば。


2020年9月13日日曜日

『「街小説」読み比べ』アマゾン文学史部門で1位になりました

 『「街小説」読み比べ』(立東舎)がアマゾンランキングの文学史部門で1位になりました。

https://www.amazon.co.jp/gp/bestsellers/books/507448/ref=pd_zg_hrsr_books

これも読者の皆様のおかげです。どうもありがとうございます。深く感謝しております。

『英語教育』にインタビューが載りました

 『英語教育』2020年10月号にインタビューが掲載されました。この中で僕は主に新刊『引き裂かれた世界の文学案内--境界から響く声たち』について話しています。ご興味があれば。

2020年8月25日火曜日

NHKカルチャーで講座「文庫で味わうアメリカ文学」を始めます

 2020年9月10日からNHKカルチャーで講座「文庫で味わうアメリカ文学」を始めます。

https://www.nhk-cul.co.jp/programs/program_1213422.html

毎回アメリカ文学の代表的な作家の短編一本を丁寧に読みながら、作品の魅力に迫ります。この講座は近年珍しく対面で、なおかつラジオ収録があります。番組では聞けない質疑も行おうと思っています。

内容はこんな感じです。

①イントロ②ポー「黒猫」(モルグ街の殺人事件)③メルヴィル「書記バートルビー」④トウェイン「失敗に終わった行軍の個人史」(ジム・スマイリーの跳び蛙)⑤アンダーソン「手」(ワインズバーグ、オハイオ)⑥フィッツジェラルド「バビロン再訪」⑦・フォークナー「孫むすめ」⑧ヘミングウェイ「白い象のような並み」⑨カポーティ「誕生日の子どもたち」(ティファニーで朝食を)⑩カーヴァー「足もとに流れる深い川」⑪オブライエン「レイニー川にて」(本当の戦争の話をしよう)⑫イーユン・リー「優しさ」(黄金の少年、エメラルドの少年)⑬チママンダ・ンゴズィ・アディーチェ「アメリカにいる、きみ」(なにかが首のまわりに)

ご興味があれば。

2020年8月3日月曜日

木村衣有子さんが産経新聞で書評してくださいました

エッセイストの木村衣有子さんが2020年8月2日の産経新聞で『「街小説」読みくらべ』(立東舎)書評してくださいました。
ここで全文を読むことができます。
きちんと受け止めてもらえて、とても嬉しいです。個人的には関西の書き手の話が面白かったです。どうもありがとうございました。

2020年7月15日水曜日

新刊『引き裂かれた世界の文学案内』予約開始しました

2020年8月21日に大修館書店から発売される『引き裂かれた世界の文学案内』がAmazonで予約開始になりました。
http://ur2.link/SJrF
世界文学を読みながら、中村和恵さん(詩人、エッセイスト)、温又柔さん(作家)、くぼたのぞみさん(翻訳家、詩人)、岸本佐知子さん(翻訳家)の4人と対談しています。
ご興味があれば。

新刊『「街小説」読みくらべ』発売されました

2020年7月10日に立東舎から『「街小説」読みくらべ』が発売されました。

https://www.amazon.co.jp/dp/4845634988
http://rittorsha.jp/items/19317408.html
Amazonのサイトには前書きも掲載しました。
ご興味があれば。

2020年7月7日火曜日

単行本『世界文学の21世紀』予約開始になりました

ele-king booksから8月26日に発売予定の『世界文学の21世紀』がAmazonで予約開始になりました。
http://ur2.link/zVZl
この本では文化と文学について同時に語っています。その他、5人のゲストとの対談も載っています。ご興味があれば。

対談ゲスト陣
・大和田俊之 アメリカ文学およびポピュラー音楽研究
・椹木野衣 美術批評
・寺尾紗穂 シンガーソングライター、ノンフィクション作家
・五十嵐太郎 建築史家、建築評論家
・ドミニク・チェン 情報学者、メディアアーティスト


『新潮』で津村記久子『サキの忘れ物』について書きました

『新潮』2020年8月号で津村記久子さんの新刊『サキの忘れ物』について書きました。
https://www.shinchosha.co.jp/shincho/
自分に自信の無い若い女性が偶然の出会いを得て変わっていく、という話で、静かながらジワジワと感動的です。とても好きな作品でした。せっかくだからサキの短篇も読んだのですが、なかなかヘンな感じで面白いです。これもおすすめ。

2020年6月16日火曜日

NHKカルチャーの講座「文庫で読める!アメリカ文学」満席になりました

NHKカルチャーのオンライン講座「文庫で読める!アメリカ文学」が満席になりました。
http://www.nhk-cul.co.jp/programs/program_1205844.html
おかげさまで、キャンセル待ちの方もいらっしゃるようです。興味を持ち応募してくださった方々、大変感謝しております。授業頑張ります。


日経コラム『交遊抄』で和田忠彦さんについて書きました

2020年6月13日の日経コラム『交遊抄』で和田忠彦さんについて書きました。
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO60290480S0A610C2BC8000/
和田さんは僕にとって、師匠のような先輩のような友人のような不思議な、そしてとても貴重な存在です。今回は和田さんに教えていただいたことについて書いてみました。

2020年6月11日木曜日

7月号の『すばる』で山下澄人『月の客』を書評しました

2020年7月号の『すばる』で山下澄人さんの新作『月の客』を書評しました。
http://subaru.shueisha.co.jp/
あらためて山下さんは現代日本でもずば抜けた書き手だと思いました。ご興味があれば。

2020年6月7日日曜日

6月7日の読売新聞にエッセイを書きました

2020年6月7日の読売新聞朝刊書評欄にエッセイ「不都合なものと「共存」の道」を書きました。
https://www.yomiuri.co.jp/culture/book/feature/20200606-OYT8T50072/
このリンク先は会員のみ閲覧可能です。
エドガー・アラン・ポーの「赤死病の仮面」やJ・M・クッツェー『夷狄を待ちながら』について触れました。

2020年5月12日火曜日

新刊『「街小説」読みくらべ』予約開始しました

立東舎から7月10日に出る新刊『「街小説」読みくらべ』の予約を開始しました。
https://www.amazon.co.jp/dp/4845634988
http://rittorsha.jp/items/19317408.html
金沢やニューヨークなど、8つの街を巡りながらそこにちなんだ文学作品について語るエッセイ集です。ご興味があれば。

2020年5月11日月曜日

NHKカルチャーでオンライン講座「文庫で読める!アメリカ文学」を募集します

NHKカルチャー青山教室でオンライン講座「文庫で読める!アメリカ文学」を募集します。
http://www.nhk-cul.co.jp/programs/program_1205844.html
初日は6月5日で、来年の3月まで全10回、アメリカ文学を新潮文庫で読んでいきます。
この講座は全回zoomで行うので、受講生は申し込みも含めて、一度も青山教室に来る必要がありません。つまり世界中どこに住んでいても、金曜日の夜7時半から空いている方は受講可能となっております。ご興味があれば。
ちなみに日程は以下のとおりです。

2020/06/05(金) イントロダクション
2020/07/03(金) トウェイン『トム・ソーヤーの冒険』柴田元幸訳
2020/08/07(金) アンダーソン『ワインズバーグ・オハイオ』上岡伸雄訳
2020/09/04(金) ヘミングウェイ『老人と海』福田恆存訳
2020/10/02(金) フィッツジェラルド『グレート・ギャツビー』野崎孝訳
2020/11/06(金) サリンジャー『ナイン・ストーリーズ』野崎孝訳
2020/12/04(金) カポーティ『ティファニーで朝食を』村上春樹訳
2021/01/08(金) ブローティガン『アメリカの鱒釣り』藤本和子訳
2021/02/05(金) オースター『ガラスの街』柴田元幸訳
2021/03/05(金) ラヒリ『停電の夜に』小川高義訳

2020年4月1日水曜日

2020年3月26日木曜日

NHKカルチャー初回当面延期になりました

NHKカルチャー講座『1年で学ぶ教養 文庫で読める!アメリカ文学』初回は4月3日でしたが、当面延期となりました。状況を見ながら日程を決めることになると思われます。
なお、8月7日の授業が追加されます。どうぞよろしくお願いいたします。
https://www.nhk-cul.co.jp/programs/program_1184913.html

NHKカルチャー3月27日休講です

NHKカルチャーセンター青山教室授業、『サリンジャーが好き!』最終回3月27日ですが、コロナ対策により休講となりました。授業料はこの回の分返金となります。直前のお知らせで申し訳ございません。どうぞよろしくお願いいたします。
https://www.nhk-cul.co.jp/nhkcc-webapp/web/WInformation.do?wbInformation.filePasu==/information/school/3000/news/20200326_11224.html


献本先について

すいません。業務連絡です。
もし献本をお送りくださる場合、自宅ではなく大学のほうにしていただけますでしょうか。
家が狭くて本をこれ以上置けません。
送付先は早稲田大学文学学術院です。
いただく側が注文を付けてしまって申し訳ございません。
どうぞよろしくお願いいたします。

2020年3月21日土曜日

note連載、第6回公開しました

note連載、第6回公開しました。
https://note.com/kankanbou_e/n/nf868e9e39ef9
タイトルは「自分探しの終わり」です。

3月21日の朝日新聞でプラープダー・ユン『新しい目の旅立ち』書評しました

2020年3月21日の朝日新聞朝刊書評欄でプラープダー・ユン『新しい目の旅立ち』を書評しました。
https://book.asahi.com/article/13231419
これはフィリピンのシキホール島への旅行記なのですが、同時にスピノザを巡る思想の旅にもなっています。ユンの言葉は自分の心にぴたりと寄り添ってくるようで、とてもいい読書ができました。お奨めです。

2020年3月8日日曜日

NHKカルチャー青山教室で授業「文庫で読める!アメリカ文学」をします

2020年の4月からNHKカルチャー青山教室で授業「文庫で読める!アメリカ文学」をします。時間は金曜日の夜7時半から月一回で、通年の予定です。
https://www.nhk-cul.co.jp/programs/program_1184913.html
日程は以下のとおり。

1.イントロダクション
2.トウェイン『トム・ソーヤーの冒険』柴田元幸訳
3.アンダーソン『ワインズバーグ・オハイオ』上岡伸雄訳
4.ヘミングウェイ『老人と海』福田恆存訳
5.フィッツジェラルド『グレート・ギャツビー』野崎孝訳
6.サリンジャー『ナイン・ストーリーズ』野崎孝訳
7.カポーティ『ティファニーで朝食を』村上春樹訳
8.ブローティガン『アメリカの鱒釣り』藤本和子訳
9.オースター『ガラスの街』柴田元幸訳
10.ラヒリ『停電の夜に』小川高義訳

今学期は「サリンジャーが好き!」という授業をやっていたのですが、その続きということで範囲を拡げてみました。ご興味がおありの方、ぜひ覗いて見てください!


1月7日にニューヨーク大学で発表をしました

2020年1月7日にニューヨーク大学で発表をしました。
タイトルは
“Translating Translation: Rendering Junot
Díaz’s The Brief Wondrous Life of Oscar Wao into Japanese”
です。アメリカでしゃべるのは久しぶりだったけど楽しかったです。
内容紹介はここです。
https://as.nyu.edu/content/dam/nyu-as/complit/images/events/Winter%20Institute%20Pamphlet%2012.19.pdf

note連載、第5回公開しました

noteでの連載、第5回を公開しました。
https://note.com/kankanbou_e/n/ne5d492d6942f?magazine_key=m87bdbb8073cc
タイトルは「コーヒー買ってきて」です。ご興味があれば。

cakes連載、第7回公開しました

cakesでの連載、第7回を公開しました。
https://cakes.mu/posts/29083
タイトルは「温もりと尊敬」です。

cakes連載、第6回公開しました

cakesでの連載、第6回を公開しました。
https://cakes.mu/posts/28764
タイトルは「世界の狭間」です。

cakes連載、第5回公開しました

cakesでの連載、第5回を公開しました。
https://cakes.mu/posts/28377
タイトルは「前立腺の教え」です。

3月7日の朝日新聞でジェラール・マセ『つれづれ草』『帝国の地図』書評しました

2020年3月7日の朝日新聞朝刊書評欄でジェラール・マセの『つれづれ草』と『帝国の地図』を書評しました。
https://book.asahi.com/article/13192900
断片で綴られていく形式に最初は面食らいますが、脳の動きをそのまま映しているのだと気づくと次第に気持ちよくなってきます。解放感や軽さについて語るなら、なるほど書き方も大事ですよね。

2月22日の朝日新聞で與那覇潤『歴史がおわるまえに』『荒れ野の六十年』書評しました

2020年2月22日の朝日新聞朝刊書評欄で與那覇潤『歴史がおわるまえに』と『荒れ野の六十年』を書評しました。
https://book.asahi.com/article/13153464
與那覇潤さんの本は以前から大好きですが、この二冊も期待を裏切りません。今回もたくさんのヒントをいただきました。感謝しています。

2月15日の朝日新聞でパク・ミンギュ『ダブル』書評しました

2020年2月15日の朝日新聞朝刊書評欄でパク・ミンギュの『ダブル』を書評しました。https://book.asahi.com/article/13128375
ミンギュっぽい切ない作品と、謎のSF作品が混在したとてつもない短篇集です。しかも斎藤真理子さんの翻訳がやっぱりすごいです。

2月1日の朝日新聞でトカルチュク『プラヴィエクとそのほかの時代』書評しました

2020年2月1日の朝日新聞朝刊書評欄でオルガ・トカルチュク『プラヴィエクとそのほかの時代』書評しました。
https://book.asahi.com/article/13090013
幻想的な記述と苦難の歴史ががっちり組み合った本書は読み応えたっぷりです。ポーランド文学ってこんなにレベルが高いんだ、と思いました。こういう書き手を選んだノーベル文学賞すごいです。

2020年3月4日水曜日

1月18日の朝日新聞で町田康『しらふで生きる』『記憶の盆踊り』書評しました

2020年1月18日の朝日新聞朝刊書評欄で町田康『しらふで生きる』『記憶の盆踊り』書評しました。
https://book.asahi.com/article/13043387
今まで面白小説家としてばかり注目されてきた町田さんですが、この『しらふで生きる』では誠実な思想家としての面を明らかにしています。借り物でない言葉で正面から自分に向き合う姿勢には、多くの人が心を揺さぶられるでしょう。

朝日新聞夕刊にコメントを寄せています

2020年3月4日と6日朝日新聞夕刊にコメントを寄せています。
4日の分は以下の通りです。
https://www.asahi.com/articles/DA3S14390011.html?iref=pc_ss_date
6日の分は以下の通りです。
https://www.asahi.com/articles/DA3S14392907.html?iref=pc_ss_date
内容は、国内外の文学賞についてです。ご興味があれば。