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2018年9月17日月曜日

『英語教育』でレーヴィット「テリトリー」について書きました

『英語教育』2018年10月号でデイヴィッド・レーヴィット「テリトリー」について書きました。
https://www.taishukan.co.jp/book/b376580.html
レーヴィットの作品は日本でもだいぶ前に流行りましたが、あらためて読み返してみると、ゲイノベルとしてとても高い完成度を誇っていると思います。表面的にはリベラルだが内心、ゲイを嫌悪している親にカミングアウトする、という設定のこの短編を読んでいるととても切なくなります。

2018年9月16日日曜日

『週刊新潮』で澤西祐典『文字の消息』を書評しました

『週刊新潮』2018年9月13日号で澤西祐典さんの『文字の消息』を書評しました。
https://www.bookbang.jp/review/article/558268
 全文をここで読むことができます。
限りなく文字が降ってくる、という突飛な設定ですが、だんだんとその世界に読者はなじんでいきます。現実を誇張することで今の時代について考える、というのは文学の王道なのではないでしょうか。優れた作品だと思いました。

2018年9月15日土曜日

朝日新聞で朝吹真理子『Timeless』を書評しました

朝日新聞2018年9月15日朝刊で朝吹真理子さんの『Timeless』を書評しました。
https://book.asahi.com/article/11817849
美しい文章で書かれた仕掛けの多い作品ですが、微かな違和感を感じる部分をつなぎ合わせると、虐待や心の傷といったテーマが見えてきます。『流跡』『きことわ』と優れた日本語を生み出し続けている朝吹さんですが、久しぶりの長編では加えて、家族や歴史といった大きなテーマと向き合っています。

2018年9月13日木曜日

連載エッセイ『街と小説』吉祥寺編、太宰治『ヴィヨンの妻』アップしました

立東舎のサイトで連載しているエッセイ『街と小説』、吉祥寺編の太宰治『ヴィヨンの妻』の章をアップしました。
http://rittorsha.jp/column/2018/09/4-1.html
あらためて読み返してみると、『ヴィヨンの妻』はなかなかすさまじいですよね。アル中の夫に振り回される周囲の人々の苦悩がよく伝わってきます。作品には戦後すぐの井の頭公園も出てきます。

2018年9月11日火曜日

朝日新聞で温又柔『空港時光』を書評しました

2018年9月8日の朝日新聞朝刊で温又柔さんの『空港時光』(河出書房新社)を書評しました。
https://book.asahi.com/article/11802548
 エッセーと小説を組み合わせて温さんは、台湾と日本の複雑な関わり合いについて考えていきます。僕は温さんの作品に出てくる、中国語と台湾語と日本語が混ざった「お母さん語」が大好きで、いつもこうしたものに新たな可能性を感じます。

2018年9月4日火曜日

連載エッセイ『街と小説』、吉祥寺編プロローグをアップしました

立東舎のサイトで連載しているエッセイ『街と小説』、吉祥寺編プロローグをアップしました。
http://rittorsha.jp/column/2018/09/4-0.html
今ではお洒落都市ナンバーワンの吉祥寺ですが、僕の小学生時代はのんびりした地方都市でした。あのころののどかな吉祥寺を思い出しながら書きました。

2018年9月1日土曜日

9月8日に台湾のミュージシャン、蕭芸安さんのライブがあります

9月8日に、台湾のミュージシャンである蕭芸安さんが
来日して西荻窪のスタジオでライブをやります。
https://www.facebook.com/events/716955828649706/?ti=ia
時間は17時から、入場料は千円、場所は
sound wagon studio
https://swstudio.jp/
です。西荻窪から歩いて3分だそうです。
蕭芸安さんの動画はyoutubeでも上がっていますが、極度におしゃれな感じです。
https://www.youtube.com/watch?v=NmUsvS5MIJk
https://www.youtube.com/watch?v=Vqnq5OA0s6o
https://www.youtube.com/watch?v=XVoNZtLnq9I
ご興味があれば。