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2016年12月31日土曜日

『現代思想』に「トランプと人種差別」というエッセイを書きました

『現代思想』2017年1月号に「トランプと人種差別」というエッセイを書きました。
http://www.seidosha.co.jp/book/index.php?id=3005
トランプ当選についての詳細な分析は政治学者に任せて、僕はこの事態に関連して読める文学作品について考えてみました。取り上げた作品はこんな感じです。

マイケル・シェイボン『ユダヤ警官同盟』(新潮文庫)
フィリップ・ロス『プロット・アゲンスト・アメリカ』(集英社)
ロベルト・ボラーニョ『アメリカ大陸のナチ文学』(白水社)
ジュノ・ディアス『こうしてお前は彼女にフラれる』(新潮社)

ラティーノ/ラティーナと呼ばれるラテン系住民の増加がアメリカ社会や文化をどう変えたかに興味があります。あと数十年経ったら、我々が抱いてアメリカ像は根本的に変更しなくてはならなくなりそうです。