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2014年1月8日水曜日

佐高信・佐藤優『世界と闘う「読書術」 思想を鍛える1000冊」(集英社新書)

読書家の二人が凄まじい勢いで本について語り合う本。やっぱり佐藤優は面白い。古くていい本をたくさん読むことでしか人間は鍛えられないとよくわかる。
佐藤優の強みは、何といっても沖縄系二世であることなのではないか。だからこそ、日本をウチナーとヤマトという二つの視点から見ることができている。  日本という枠組みをちゃんと自由に出入りできる人は日本語圏にはすごく少ない。佐藤優の作品もまた、日本のマイノリティ文学として考えるべきだと思う。