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2014年5月6日火曜日

エル・ジャポンにボラーニョ『鼻持ちならないガウチョ』について書きました

『エル・ジャポン』6月号にロベルト・ボラーニョ『鼻持ちならないガウチョ』(白水社)について書きました。
死の直前にボラーニョが書いた作品ですが、文章も物語も本当に素晴らしいです。表題作はボルヘスの『伝奇集』、「鼠警察」はカフカの短篇へのオマージュにもなっています。
このところ白水社は立て続けにボラーニョの作品を出していますね。2003年に亡くなってからもう10年以上立ちますが、依然として彼は現代世界文学における最高の作家の一人だと思います。どの作品を読んでも決して損はありませんよ。