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2016年4月21日木曜日

バスケス『物が落ちる音』書評しました

2016年4月17日の北海道新聞でフアン・ガブリエル・バスケス『物が落ちる音』(松籟社)を書評しました。
http://dd.hokkaido-np.co.jp/cont/books/2-0055661.html?page=2016-04-17
コロンビアの作家というと何と言ってもマルケスが有名ですが、続々と若い世代が現れているようです。バスケスのこの作品は、麻薬戦争やアメリカとの関係を踏まえて、個人や国家はどのようにトラウマを乗り越えるかが淡々と書かれています。
繊細で大胆な筆致は、普段中南米文学を読み慣れていない人でも楽しめるのではないでしょうか。
バスケスは4月26日に東京外国語大学でイベントもするようです。御興味がある方はぜひ。
http://www.tufs.ac.jp/event/general/jg.html