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2015年5月8日金曜日

フランス語

フランス語を大学で第二外国語として始めてから、もう四半世紀は越えているのか。それでも、ちょっと勉強しては何年もあく、というペースだから、全然上達しない。いまだに初級のあたりをふらふらとしている。
最近『コレクションフランス語』(白水社)を毎日ちょっとずつ読んでいるんだけど、これが面白い。
http://www.hakusuisha.co.jp/language/french-collection.php
簡単なようで骨があって。意外とフランス語を覚えていることを確認しながら、よくがんばっていたじゃないか、と昔の自分を褒めたりして。しかももとのバージョンは1988年だから、いい具合に古びている。
以前フランス語がものにならなかったのは、難しい本を読もうとしていたからだろう。そんな、大して語学力もないのに、ロラン・バルトやミシェル・フーコーを原語で読もうなんて、無茶もいいところだよね。結果、辞書を引きまくったあげく、何度も無残に挫折した。
最近は大人になったせいか、難しい本は偉い本だ、という思い込みもなくなった。すると、単純な会話の文章も楽しい。語学の本を作った人々が、どんなによく考えていたかがよくわかる。
この『コレクションフランス語』、以前は8巻あったんだけど、最近では5巻までしか書店では売っていない。まあ残りは古本で買えばいいのだが。うっかりしているあいだに長い時間が過ぎてしまったんだなあ、と思う。