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2019年6月2日日曜日

連載エッセイ『街と小説』国立編、大岡昇平編書きました

連載エッセイ『街と小説』国立編、大岡昇平編書きました。
http://rittorsha.jp/column/2019/05/6-2.html
大岡昇平の『武蔵野夫人』は有名な作品ですが、実際に読んでみると奇妙な点が多いです。登場人物の二人が恋に落ちるのが「恋ヶ窪」という場所だし、ビルマ戦線から帰って来た青年はデート中も常に地形を気にして、今攻撃されたとしてどう逃げたら生き残れるかばかり考えているし。今回のエッセイではこうした過剰な部分を中心に書いてみました。