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2018年3月23日金曜日

『週刊新潮』でザカリーヤー・ターミル『酸っぱいブドウ/はりねずみ』について書きました

『週刊新潮』でザカリーヤー・ターミル『酸っぱいブドウ/はりねずみ』(白水社)について書きました。
http://www.shinchosha.co.jp/shukanshincho/
シリア文学を代表する存在であるターミルは、いまやアラビア語圏を代表する小説家であり、児童文学者です。タッチは童話なのに、書かれているのは残酷で暴力的な現代社会、という不思議な味わいの作品に仕上がっています。
もう亡くなってしまった両親と暮している子供時代の回想が、僕としてはグッときました。お奨めです。