『週刊新潮』2018年4月26日号でキム・グミ『あまりにも真昼の恋愛』(すんみ訳、晶文社)について書きました。
http://www.shinchosha.co.jp/shukanshincho/
キム・グミは韓国の若手作家で、今の若者の感覚を上手く掴んでいる作家です。おずおずとして言い出せないとか、どうしても心がすれ違ってしまうとか。クールでシャイな感じは現代の日本にも通じるのではないでしょうか。
訳者のすんみさんは古井由吉の研究をしたり、柄谷行人『漱石論集成』を韓国語に訳したりしている俊英です。彼女の日本語は本当にすごい。こうした優れた人がどんどん出てくるなんて頼もしいかぎりですね。