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2018年4月7日土曜日

朝日新聞でアジェンデ『日本人の恋びと』を書評しました

2018年4月7日の朝日新聞朝刊でイサベル・アジェンデ『日本人の恋びと』(河出書房新社)を書評しました。
https://www.asahi.com/articles/DA3S13440257.html?iref=pc_ss_date
ナチの迫害から逃れてきた少女と日系人の若者が戦前のカリフォルニアで出会う、というだけでものすごく興味を惹かれました。次はどうなるの、とぐんぐん物語に引き込まれ、息もつけません。やっぱりアジェンデはすごい、と思ってしまいました。
チリ出身のアジェンデがスペイン語でカリフォルニアについて書く、この混淆した感じがまさに現代文学なのでしょう。とても良い作品です。お奨め。
4月から朝日新聞の書評委員になりました。優れた作品を選んで行けたらいいなあ、と思っております。どうぞよろしくお願いします。