1月10日の『週刊読書人』にシュタインガートの書評書きました。前々から気になっていたシュタインガートだけど、結局日本語で読むことになってしまいました。テンション高めのギャグは最初どうなんだろう、と思ったけれど、結局はシリアスな主題に移行するための前置きなのでした。内乱状態になったアメリカ合衆国でインターネットがダウンし、繋がらなくなったスマートフォンを握りしめて次々と若者が自殺するところなんて最高です。どうして人生には老いや死があるのかという問いはドン・デリーロ『ホワイトノイズ』にも通じますよね。