最近セレクトショップ やインテリアショップでもよく本を売っている。書店とは本の並べ方のセンスが全然違うから勉強になる。ほんの30冊ぐらいなのに、いつくも出会いをくれるというのは、本のすれっからしからすれば嬉しくてしょうがない。
この本はunicoで見つけた。「ナリワイ」ってなんだろう。専業にならず、身の回りで必要だとされることを回して、全体として生活を成り立たせること。専業化・専門化なんかに対抗する、肩の力が抜けた思想運動だ。そして体を動かす、文字通りの運動でもある。それにしても、床張り、太極拳、モンゴルツアー、結婚式作りって、多岐にわたりすぎてて面白い。
雰囲気は、ちょっと松本哉『貧乏人の逆襲』(ちくま文庫)にも似ているね。分業化すると詰まらなくなる、目指すべきは全体化、なんて昔マルクスも言っていたな。こういうの大好き。