2018年7月5日号の『週刊新潮』で、山内マリコの『選んだ孤独はよい孤独』を書評しました。
http://www.shinchosha.co.jp/shukanshincho/
気が弱い主人公たちが昔からの悪友や美人の彼女や同棲相手の男につけ込まれ、気づいたら精神も肉体もコントロールされている。さあどうするか、というテーマが繰り返し出てきます。ああ、こういうの読みたかったんだ! というものすごい心の叫びが、僕の中に湧き上がってきました。とても良い作品ですね。それにしても、山内さんはどうしてここまで男心が分かるんでしょう。本気で尊敬します。