3月13日に京都で行った江南亜美子さんとの対談ですが、様子がAmuのサイトにアップされました。
http://amu-kyoto.tumblr.com/post/140966081282/sekaibungakureport
Amuの担当者のみなさま、江南亜美子さん、どうもありがとうございました。
2016年3月16日水曜日
2016年3月12日土曜日
『本の雑誌』4月号の新刊めったくたガイド書きました
『本の雑誌』4月号の新刊めったくたガイドを書きました。
http://www.webdoku.jp/
取り上げた本は以下のとおりです。
イアン・マキューアン『未成年』(村松潔訳、新潮社)
ロマン・ロラン『ピエールとリュース』(渡辺淳訳、鉄筆文庫)
ヴラジーミル・マヤコフスキー『150000000』(小笠原豊樹訳、土曜社)
マキューアンの作品にはめちゃくちゃしびれました。輸血拒否裁判がテーマになっているのですが、実はそこが重要ではなく、人生には論理だけでない、無根拠な愛としか言いようのないものが大切なんだ、という展開が素晴らしい。本当に、いつかノーベル賞を取ってほしい作家です。
ロランの古典的な作品ですが、感覚が現代的で驚きました。本当に、第一次世界大戦で死に怯える若者たちの心が、今のものとして迫ってきます。ロランはすごい作家だと思いました。こういう純粋な恋愛もいいですね。ガラス越しのキスとか、最高です。
マヤコフスキーの詩は好きで大学生のころよく読んでいました。こうした本を出してくれる土曜社には感謝です。ソ連は無くなってもマヤコフスキーの詩は消えないところに文学の力を感じました。
http://www.webdoku.jp/
取り上げた本は以下のとおりです。
イアン・マキューアン『未成年』(村松潔訳、新潮社)
ロマン・ロラン『ピエールとリュース』(渡辺淳訳、鉄筆文庫)
ヴラジーミル・マヤコフスキー『150000000』(小笠原豊樹訳、土曜社)
マキューアンの作品にはめちゃくちゃしびれました。輸血拒否裁判がテーマになっているのですが、実はそこが重要ではなく、人生には論理だけでない、無根拠な愛としか言いようのないものが大切なんだ、という展開が素晴らしい。本当に、いつかノーベル賞を取ってほしい作家です。
ロランの古典的な作品ですが、感覚が現代的で驚きました。本当に、第一次世界大戦で死に怯える若者たちの心が、今のものとして迫ってきます。ロランはすごい作家だと思いました。こういう純粋な恋愛もいいですね。ガラス越しのキスとか、最高です。
マヤコフスキーの詩は好きで大学生のころよく読んでいました。こうした本を出してくれる土曜社には感謝です。ソ連は無くなってもマヤコフスキーの詩は消えないところに文学の力を感じました。
FUTABA+京都マルイ店で都甲幸治・江南亜美子ブックフェアやってます
FUTABA+京都マルイ店で「今読むべき海外小説ブックリスト 選者:都甲幸治・江南亜美子」やってます。
http://fb.me/UI20FahP
これは明日京都Amuで午後3時から開かれる僕と江南さんの対談イベントと連動した企画です。
http://amu-kyoto.tumblr.com/post/138139522412/sekaibungaku
御興味があれば。
http://fb.me/UI20FahP
これは明日京都Amuで午後3時から開かれる僕と江南さんの対談イベントと連動した企画です。
http://amu-kyoto.tumblr.com/post/138139522412/sekaibungaku
御興味があれば。
『本の雑誌』3月号新刊めったくたガイド書きました
『本の雑誌』3月号の新刊めったくたガイドを書きました。
http://www.webdoku.jp/
取り上げた本は以下のとおりです。
ロベルト・ボラーニョ『はるかな星』(斎藤文子訳、白水社)
温又柔『台湾生まれ 日本語育ち』(白水社)
ミハイル・ブルガーコフ『犬の心臓・運命の卵』(増本浩子、ヴァシリー・グレチュコ訳、新潮文庫)
ボラーニョはいつもどおり最高ですね。『アメリカ大陸のナチ文学』収録の短篇を拡大して一冊にした作品ですが、残酷で鮮烈で切ない文章がたまりません。温又柔さんのエッセイもいいですね。日本や日本語について考えるにはむしろ台湾などから見た方がいい、ということが良く分かる本です。ブルガーコフもなかなかおもしろいですね。科学の限界について考えさせられます。
http://www.webdoku.jp/
取り上げた本は以下のとおりです。
ロベルト・ボラーニョ『はるかな星』(斎藤文子訳、白水社)
温又柔『台湾生まれ 日本語育ち』(白水社)
ミハイル・ブルガーコフ『犬の心臓・運命の卵』(増本浩子、ヴァシリー・グレチュコ訳、新潮文庫)
ボラーニョはいつもどおり最高ですね。『アメリカ大陸のナチ文学』収録の短篇を拡大して一冊にした作品ですが、残酷で鮮烈で切ない文章がたまりません。温又柔さんのエッセイもいいですね。日本や日本語について考えるにはむしろ台湾などから見た方がいい、ということが良く分かる本です。ブルガーコフもなかなかおもしろいですね。科学の限界について考えさせられます。
2016年3月6日日曜日
3月22日に町田康さんと対談します
3月22日に神楽坂のラカグで町田康さんと対談します。
http://passmarket.yahoo.co.jp/event/show/detail/01710cy29xmu.html
お題は夏目漱石『我が輩は猫である』で、二人で対談したあと、来場者との意見交換もある予定です。
現代日本文学を代表する作家であると同時に、文学作品を鋭く読み解く批評家としての顔も持つ町田康さん。今回は古典である漱石作品をどう読んでくださるのでしょうか。文学と笑い、動物を視点に書くことについてなど、様々なおもしろいお話が聞けそうです。今からとても楽しみにしています。御興味があればぜひお越しください。
http://passmarket.yahoo.co.jp/event/show/detail/01710cy29xmu.html
お題は夏目漱石『我が輩は猫である』で、二人で対談したあと、来場者との意見交換もある予定です。
現代日本文学を代表する作家であると同時に、文学作品を鋭く読み解く批評家としての顔も持つ町田康さん。今回は古典である漱石作品をどう読んでくださるのでしょうか。文学と笑い、動物を視点に書くことについてなど、様々なおもしろいお話が聞けそうです。今からとても楽しみにしています。御興味があればぜひお越しください。
2016年3月3日木曜日
4月13日に石井千湖さんと対談をします
4月13日の午後7時から下北沢のB&Bで、書評家の石井千湖さんと対談をします。
http://bookandbeer.com/event/20160413_tokoukouji/
タイトルは「ねえ、最近、面白い本読んだ?」で、鼎談で綴る読書ガイド『きっとあなたは、あの本が好き。』(立東舎)刊行記念イベントです。この本には石井さんも僕も参加しています。
http://rittorsha.jp/items/15317410.html
石井千湖さんはとにかくよく本を読んでいて、しゃべっていてどんどんアイディアが出てくるのが魅力です。長いことプロとして書評やインタビューの仕事を続けてきた蓄積が、大きな実力となっているのでしょう。
そうした石井さんとイベントができるということで楽しみです。御興味があれば、いらしていただけるとありがたいです。
http://bookandbeer.com/event/20160413_tokoukouji/
タイトルは「ねえ、最近、面白い本読んだ?」で、鼎談で綴る読書ガイド『きっとあなたは、あの本が好き。』(立東舎)刊行記念イベントです。この本には石井さんも僕も参加しています。
http://rittorsha.jp/items/15317410.html
石井千湖さんはとにかくよく本を読んでいて、しゃべっていてどんどんアイディアが出てくるのが魅力です。長いことプロとして書評やインタビューの仕事を続けてきた蓄積が、大きな実力となっているのでしょう。
そうした石井さんとイベントができるということで楽しみです。御興味があれば、いらしていただけるとありがたいです。
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